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たまご日和

日々の出来事、思ったこと、本のこと等をつづっています

杏のふむふむ  杏

エッセイ本

杏のふむふむ (ちくま文庫)

 

女優・モデルとして活躍されているさんのエッセイ本です。

以前この本を購入した当日にも、素敵な本に出逢えたことが嬉しくてブログに書きました。

 

本が好き。本屋さんが好き。 - たまご日和

 

『出会い』をテーマに、杏さんが今までに出会った様々な人(犬)達とのエピソードが26篇+1篇(文庫版のみの書き下ろし)おさめられています。

エッセイは、『webちくま』で2009~2011年に連載されていたもの。

 

小学生時代の担任の先生から始まり、テレビでもおなじみの黒柳徹子さん、堺雅人さん、ドラマ名前をなくした女神妖怪人間ベムのお話もあります。

そして実際に会った人とのお話だけではなく、会いたかったけれど会えなかった「出会えなかった出会い」というお話もあります。

子供時代の杏さん、女優・モデルとしての杏さん、プライベートでは陶芸、登山、ゴルフと色々なことに挑戦する杏さん。本の帯に「杏がまるごと詰まったエッセイ集」と書かれているのですが、本当にその通りだと思いました☆

 

この本を読み終えて一番に思ったことは、やっぱり「出会い」って素敵だなということ。

人と関わることって楽しいことばかりではないけれど、人生の楽しみって人と関わることから生まれることが多いですよね。新たな発見もあったりして。

家族、友達、仕事で出会う人、行きつけの歯医者さん(本の中で登場します)とだって、自分の行動と心持ち次第で心地よい関係を築いていける。

そしてその出会いがまた、新たな出会いを生む。

この本を読んでいると、前向きで明るい気持ちになれました。

それに、普段人と関わっているからこそ、1人になれた時の時間が余計に幸せだし、楽しいのではないかとも思います。

 

この本のあとがきには、

『エッセイは、一つの物語だと思う。実際に経験したことを誰もが分かりやすい起承転結のある物語として書こうとした際に、客観性を大事にしたくて、登場人物の名前は基本的にカタカナで表記させていただいた。勿論、全て実在の人物だが、この本の中においては「杏のフィルター」のようなものを通して、一篇を見ていただきたかったのだ。』

と書いてあります。

エッセイは物語。なるほど・・・と思いました。

「杏のフイルター」を通した人達はとても素敵で、(会えないけれど)私も会ってみたい!と心底思うほど魅力的!

 

本を読んで感じた杏さんの印象は、

好奇心旺盛で行動力があり、かといって出しゃばるわけではなく、とても謙虚。そして、人を大切に思いやれる優しい人。自然体で、ユーモアもたっぷり!

ユーモアは文章にも表れていて、読んでいると自然に顔がほころんできます。

杏さんの飾らない人柄が滲み出ている本だと思います。

もし第2弾が出たら、ぜひぜひ読みたい☆