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たまご日和

日々の出来事、思ったこと、本のこと等をつづっています

母のこと

思ったこと・考えたこと

今日は母の日。

 

私の母は、60歳の時ガンで亡くなりました。

病気が分かった時には、既にステージ4の末期。

すぐに入院となり、4ヵ月後に他界しました。

 

母が病床で私に言った言葉。

「お母さん、バチが当たったね」と。

びっくりしました。

 

心の病をずっと抱えていた母。

家庭はめちゃくちゃでした。

私達も苦しんだけれど、母が一番苦しんでいたんだと、その言葉を聞くまで私は気付くことができませんでした。

家族なのに、母の本当の苦しみを分かってあげられなかった。

母の気持ちに寄り添うことができていたら、母はこんなに苦しまずにすんでいたのかもしれないと思うと後悔してもしきれません。

 

母がガンになる前、父はよく

「1人で暮らした方がよっぽど気楽だ」

と私によく言っていました。

母の心の病は深刻で、私が嫁いでからは2人暮らしだったので、父も長年の疲れがたまってきていました。

 

そして母が亡くなり、1人になった父は、

「いなくなると、1人は寂しいもんだな」

と言いました。

 

母の人生は幸せだったんだろうか。

母が亡くなってから、何度も考えます。

 

生きようとすることは苦しいこと。

最期まで必死に生きようと頑張っていた母。

亡くなって病院から出るとき、

「痛いし苦しいだろうに、お母さんは1度も痛いって言わなかったよ。我慢我慢の人だったね。よく頑張ったね。」

と看護婦さんが言いました。

 

母は色んなことを我慢していたんだと思います。

ほとんどの人は、それを何かで発散したり、うまく生きていくのだろうけれど、母は不器用でそれができなかった。

だから心の病になってしまった。

ガンになってからは、体の痛みとも戦った。

 

母が亡くなってしまったことはすごく悲しい。

でも、今までたくさん苦しんできた母がもう苦しまなくていいんだと思うと、不謹慎かもしれないけれど、母がやっと苦しみから解放されることを良かったって思える自分もいます。

 

人は死んだらどうなるのか。

全く分かりません。

でもあの世が本当にあるのなら、今、母が幸せでいてほしいと心から思います。